那須 東ボッチ(1310m)、西ボッチ(1410.1m) 2014年6月28日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:41 駐車場−−6:05 籔突入−−6:15 登山道−−6:17 籔突入−−6:20 東ボッチ−−6:30 登山道−−6:39 コンクリート柱−−6:40 コンクリート柱−−7:01 西ボッチ−−7:13 登山道−−7:30 駐車場

東ボッチ:山頂付近は笹藪
登山道から山頂まで踏跡程度の道はあるが笹が被る
場所栃木県那須塩原市(旧黒磯市)
年月日2014年6月28日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場車道終点に駐車場あり
登山道の有無東ボッチ:山頂直下まで遊歩道あり
西ボッチ:踏跡あり
籔の有無
危険個所の有無無し
山頂の展望どちらの山も展望なし
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント東ボッチは私の手持ちエアリアマップに記載がない道が山頂直下まであるのを知らず余計な籔漕ぎをしてしまった。登山道から山頂まで50m程度。顕著なピークは無し。西ボッチは深山ダム方面の道と南西尾根末端合流点付近に道あり(ただし入口は刈り払い無し)。尾根上はそこそこ刈り払われた道が山頂まで続く




沼原湿原駐車場。最初はガスのみ ここからスタート
謎の矢印(たぶんトレラン用) 良好な道が続く
湿原周囲の道にある案内地図
東屋 三斗小屋温泉方面へ
こちらも良好な道 途中で登山道を外れ南へ
手持ちのエアリアマップに無い道が登場 山頂西を巻いてしまうので再び笹藪突入
平坦で広い東ボッチ山頂 この石の上で周囲を確認した
沼原湿原目指して笹斜面を直線的に下った
登山道を横断 ここで登山道に乗る
揚水発電用調整池入口 コースの案内標識
木道 湿原
ここから深山ダム方面登山道へ変わる 謎のコンクリート柱。反対側が尾根取り付き
道の入口のみ刈り払いされていない しかし10mくらいで刈り払われた道に
また謎のコンクリート柱 コンクリート柱で左折、薄い踏跡を辿る
途中から明瞭になる。軽く刈り払いされている 西ボッチ山頂
3D標識 栃木の山紀行
駐車場着。雨なのにこれから出発するハイカーもいた


 沼原湿原周辺には小さな山がいくつかあり、私はどれも未踏だ。今回はそれら東ボッチ、西ボッチ、鬼が面山、塩沢山を巡ることにした。天候は雨だが北に行くほど降る確率が低く降り始めも遅くなりそうなので、日帰りならば那須は順当な選択だろう。ただし那須でも高確率で雨の予報だった。

 道の有無は不明だが、林道が山頂直下まで来ている鬼が面山を除けば笹薮と考えた方がいいだろう。手持ちの古いエアリアマップではどの山にも道マークは無い。

 黒磯板室ICで降りて沼原へ。霧が掛かっているがまだ雨は降っていない。今日は濡れた笹薮漕ぎが予想されるため長靴で出発。小さなザックにはゴアも入れる。湿原目指して下り始めてすぐに右を示す矢印の標識が出現、この道は私のエアリアマップには出ていない道だ。しかしどこに通じる道なのか案内が無い。地図に無い道に入ってもどこに行くのか分からないためここは無視して下っていく。遊歩道は良好だが両側は笹薮。今は雨は降っていないが昨日の雨や今出ている霧で濡れた笹を漕ぐのは気が滅入る。

 湿原を周回する道に出ると地図付きの案内標識が登場、ここに出ている道はエアリアマップと同じだ。予定通り東ボッチ北側を上がって三斗小屋温泉方面へ伸びる道に入る。ここも整備されて良好な道。周囲は緩い斜面で樹林が深くあまり先まで見えないため、東ボッチのピークは確認できない。GPSの表示が東ボッチの位置が南側を指したところでゴアを着て笹藪に突入した。笹は腰から胸の高さで平均すればそれほど密度は濃くないが、濡れていると抵抗が大きい。おまけに斜面を登るというよりトラバースするような感じで、笹の「目」を横切るような歩き方で非常に疲れる。これなら駐車場からまっすぐ登った方が楽だった。

 延々と笹の海を歩くと突然刈り払われた登山道が出現、これは私のエアリアマップに無い道だ。帰って地形図で調べたらこの道が出ていた。知っていれば無駄な藪漕ぎをせずに済んだのだが・・。山頂は南南東方向で登山道は南北に走っているのでちょうどいい。

 もしかしたらこの道は東ボッチ山頂を通るかと思ったら西側50mほどのところで巻いてしまうため、再び笹薮に突入。入口付近は低い笹で楽勝だと思ったが、山頂付近の広大な平坦地付近は笹がかなり深い。明瞭な高まりは無くGPSの示す山頂位置も平坦だった。近くにあった石の上に登って周囲を見渡しても標識等は無し。もし付けた人がいてもこんな地形だとどこに付けるか困るだろう。ここは三角点も無い。

 さっぱりしないがこれで東ボッチは登ったはずで次に西ボッチに向かう。もう濡れた笹薮も慣れたので湿原まで笹薮斜面をまっすぐ下っていく。さすがに下りは早い。笹の状況は終始同じ感じで部分的に薄いところはあっても長続きしない。

 湿原周囲にある遊歩道から今度は西に向かい深山ダム方面の道へ入る。この道は西ボッチから東南東に落ちる尾根と揚水発電用調整池の間を通っているようで、尾根取り付きにちょうど良さそうだ。木道は途中で終わって土の登山道へ。ほぼ平坦地を歩き両側の笹が刈り払われた道を進むと左側にコンクリート製の角柱が立っている。てっぺんには取っ手付きのステンレス製の蓋が被さっていて謎の物体だ。この角柱と道を挟んだ反対側は笹藪だが、その奥に刈り払われた道があるのが見える。入口のみ刈り払いをせず、登山道と間違えてハイカーが入らないような対策だろう。ということは何らかの作業道であり、まさか西ボッチ山頂まで続く道ではないだろうが、使える区間は使わせてもらう。

 僅かに笹を分けると立派な道に変身、しかし距離にして50mくらいでおしまいだった。そこには先ほどと同じコンクリート角柱。わざわざ笹を刈り払って道を作ってあるが一体これは何だろうか?

 ここからは広い尾根を適当に上がることにする。角柱付近から目印が付いた木があり、同じことを考える登山者がいるらしい。笹の高さは腰くらいでまだまだ楽勝の部類。僅かながら踏跡もあるようだが、概ね笹の海を漕いでいく。しかし少し進むと笹が被ってはいるが明らかにその昔に笹を刈り払った形跡がある筋が登場し格段に歩きやすくなった。もしかしたら昔は登山道があったのが廃道化したのだろうか? 存在理由は不明だがこの道のおかげでまっさらの笹薮漕ぎよりは大幅に省力化できた。ただし雨が降りしきって笹はびしょ濡れだ。

 いつしか明瞭な尾根に乗りなおも登っていくと西ボッチ山頂到着。西ボッチ山頂部はいくつかピークがあるが地形図上では三角点がある南端ピークを山頂としている。樹林に覆われて展望がないのは予想の範囲内だが、3D標識と栃木の山紀行の両方の山頂標識が生き残っていたのはちょっと意外。割と短い藪漕ぎで来られる場所なので標識が無くなっている可能性が高いと思っていた。いつまで生き残ってくれるだろうか。雨が降りしきり休憩する気にはなれず、写真だけ撮ってすぐに下山開始。

 コンクリート角柱の刈り払われた道から登山道へ。沼原湿原から駐車場へと遊歩道を上がっていくと、この雨の中でも雨具を着て降りていく人がいる。駐車場に到着するまでに3人ほどすれ違ったが、意外に人気の場所なのだろうか。

 

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